手術手技
関節リウマチ指関節のいわゆる早期滑膜切除術について
立沢 喜和
1
,
堀 純市
1
,
諸富 武文
1
Yoshikazu TATSUZAWA
1
1京都府立医科大学整形外科学教室
pp.635-642
発行日 1972年8月25日
Published Date 1972/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904722
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緒言
近年,Hand Surgeryの発達とともにrheumatoid handに対しても膝関節などと同様に早期より滑膜切除術を中心とした観血的療法が加えられるようになり,幾多の報告がみられる4,8〜12).しかしながら,いわゆる早期滑膜切除術の意義,時期ならびに手技などに関する未解決の問題がなお残つている.
今回,われわれは関節リウマチの比較的早期の指関節に対して滑膜切除術のみを施行した51症例について検討を加えるとともに,いわゆる早期滑膜切除術の主たる問題点についてわれわれの考え方で述べたい.
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