検査法
走査電顕法による正常および病的関節表面の観察—Scanning Electron Microscopy
井上 一
1
,
高取 正昭
2
,
児玉 俊夫
2
Hajime INOUE
1
1岡山大学医学部解剖学教室
2岡山大学医学部整形外科学教室
pp.695-704
発行日 1970年9月25日
Published Date 1970/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904451
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緒言
最近の関節リウマチにおける局所関節の病態生理に関する多くの報告には,非常に興味あるものが多い.とくに,リウマチ関節の生化学的な研究とともに,リウマチ関節の滑膜および関節液細胞の超微細構造の検索は,関節リウマチの病因論に多くの示唆を与えている.
われわれも滑膜表面の超微細構造,あるいは泥様残屑の沈着に興味を持ち,scanning electron microscopyを用いてその形態学的観察を行なつてきた1).
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