シンポジウム 骨肉腫の治療および予後
長期生存骨肉腫の治療に関する検討
青池 勇雄
1
Isao Aoike
1
1東京医科歯科大学整形外科
pp.565-569
発行日 1967年5月25日
Published Date 1967/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904243
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I.骨原性肉腫の5年以上の生存率
整形外科学会では昭和31年から,骨腫瘍の登録制を実施していて,昭和40年末で骨肉腫は1520例登録されました.その内訳は骨原性肉腫が1187例,軟骨肉腫が183例,線維肉腫が150例であります.悪性度の甚だ高い骨原性肉腫が骨肉腫の約2/3を占めていることは骨原性肉腫の治療が最も大切であることを示しております.
そこで昭和31年から昭和36年10月までの間に登録された骨原性肉腫446例について,その予後を調査しました.(本年4月に整形外科学会研修会で発表した資料は昭和35年までのものである.)
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