臨床経験
Oculodentodigital syndromeについて—症例報告ならびに文献的考察
吉野 槇一
1
,
山内 裕雄
1
,
松本 淳
2
,
三上 隆一
2
Shin-ichi YOSHINO
1
1東京大学医学部整形外科学教室
2東京大学医学部附属病院分院整形外科
pp.213-216
発行日 1969年3月25日
Published Date 1969/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904051
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Oculodentodigital syndromeは眼,鼻,歯牙など,顔面器官と手指に奇形を同時に有する症候群で1920年Lohmann, Wが"Beitrag zur Kenntnis des reinen Mikrophthalmus"と題して2症例を発表して以来,Mikrophthalmus syndrome,Dysplasia oculodentodigital syndromeなどの名称で現在に至るまで9症例の報告をみている.
本邦では三上が第15回東日本臨床整形外科学会(昭和41年9月)において,1症例を報告したのが最初であるが,その後,著者らは家族内に発生した3症例を経験したので,第1症例と併せて症例の概要を報告する.
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