臨床経験
先天性橈骨小頭脱臼を合併せるCrouzon病の2例
市堰 英之
1
,
畑 昌弘
1
,
西村 貞男
2
Hideyuki ICHISEKI
1
1日本医科大学整形外科教室
2日本医科大学院
pp.232-235
発行日 1968年3月25日
Published Date 1968/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903892
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緒言
一般にCraniostenosisに関しては,諸外国においては,数多くの症例や研究および治療法などが報告され,かつその特殊型として1912年Crouzonによつて初めて命名記載されたDysostose craniofaciale hereditaireの報告例もかなり多く,脳圧軽減を目的とする早期手術も多く行なわれているようてある.
しかるに本邦においては,荻野(1930)がその第1例を報告して以来,文献上50余例をみるにすぎず比較的稀な疾患とされている.
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