紹介
異種脱蛋白処理骨の臨床応用—Kobe Boneの背景
桜井 修
1
1神戸大学医学部整形外科教室
pp.950-959
発行日 1966年12月25日
Published Date 1966/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903849
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緒言
外傷ないし疾病によって損傷を受けた骨は,骨組織を以て再生という形をとらなければ,支持器管としての機能を恢復し得ない.
しかし,骨の自働的修復には,限界があり,臨床上の目的に沿つて,構造的,機能的再建のために,局所以外からの骨の補充を要する場合が多い.又,この場合,局所以外からもたらされた組織が,どのような過程を経て骨の再建に寄与するのかの基本的な問題も未だ完全に解明されていない.
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