対談
整形外科を歩んで40年—片山良亮教授にきく
佐藤 孝三
1
1日本大学
pp.698-706
発行日 1966年10月25日
Published Date 1966/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903814
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佐藤 片山先生,この席では雑誌「臨床整形外科」の読者の立場でいろいろお伺いしようと考えております.臨床のご経験40年,教授におなりになつてからも20年以上というような,本当に先達としての先生が,これまでいろいろと貴重な体験をなさつたことを少しこの席で吐き出していただいて,本誌の読者に人間としての先生をお伝えすると一緒に,今までのご経験やら,ご抱負やら,あるいはまたあとに続く整形外科の若い人たちにたいするご希望などを伺いたいと存じております.あまり堅苦しい話では読む方も肩が凝りますから,今夜はやんわりと気楽なお気持でお話を伺わせていただきたいと思います.
一番はじめに,あまり私ども立ち入つてお聞きするわけにもいかないことですけれども,先生のずつと昔の,生い立ちから,医学を志されるまでの間のことを伺いたいと存じます.これはほとんどどなたもご存じないことと思いますので,その辺から少しお話願えればと思いますが.
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