装具・器械
腰仙部骨移植の器械
伊丹 康人
1
,
霜 礼次郎
1
1慈恵医大整形外科
pp.434-437
発行日 1966年7月25日
Published Date 1966/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903781
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いとぐち
脊椎固定術の適応範囲は,主として脊椎カリエスに応用されたHibbs,Albeeの時代にくらべ,かなりひろくなっている.また,固定術そのものも,その確実性の点で,前方固定術への期待が大きくなっている.とくに脊椎分離症に後方固定術を行つたばあい,不成功例が少くないという点で,前方固定術が高く評価されようとしている.
ただ,前方固定術は後方固定術にくらべ,手術操作が深部で行われること,手術野に腹膜,腸管,総腸骨動静脈などが現われてくるという点で,腹部の手術になれないものには,やや煩雑な感じを与えないでもない.
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