Japanese
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シンポジウム 手術支援ロボティックシステム
コンピュータシステムを用いた人工関節置換術術前計画
Preoperative Planning for Total Hip and Knee Arthroplasties Using Computer Systems
赤木 将男
1
Masao Akagi
1
1近畿大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Kinki University School of Medicine
キーワード:
preoperative planning
,
術前計画
,
total hip and knee arthroplasty
,
人工股・膝関節
,
computer system
,
コンピュータシステム
Keyword:
preoperative planning
,
術前計画
,
total hip and knee arthroplasty
,
人工股・膝関節
,
computer system
,
コンピュータシステム
pp.1287-1295
発行日 2002年11月25日
Published Date 2002/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903674
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要旨:最近のロボティクス・ナビゲーションシステムにおいては極めて精度の高い人工関節術前シミュレーションが可能である.しかし,特殊で高価なソフトウェアやハードウェアが必要とされるものもあり,一般臨床医にとって必ずしも導入が可能なものばかりではない.本稿では,特殊なソフトウェアやハードウェアなしに一般整形外科医が直ちに使用可能な術前人工股関節,人工膝関節シミュレーションを取り上げ解説を行う.人工股関節術前シミュレーションでは,ソケットを設置した状態でのCTスライス像を表示し,ソケットと股臼前後壁の関係,ソケットの前捻角とソケット被覆の状況,ソケットの設置位置と上方臼蓋骨性欠損の関係,骨嚢腫が存在する場合にはソケットとその位置関係を把握できるソフトウェアSIM HIP 3.5を,人工膝関節術前シミュレーションでは,大腿骨コンポーネントを上顆軸に平行に設置した状態でのCTスライス像,𦙾骨コンポーネントを𦙾骨前後軸に平行に設置した状態でのCTスライス像を表示できる現在開発中のソフトウェアを紹介する.
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