Japanese
English
論述
鏡視下肩峰下除圧術後の造影MRI所見―Prospective study
Contrast-Enhanced MRI Findings after Arthroscopic Subacromial Decompression : Prospective Study
宍戸 裕章
1
,
菊地 臣一
1
,
紺野 慎一
1
Hiroaki Shishido
1
1福島県立医科大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Fukushima Medical University School of Medicine
キーワード:
MRI
,
磁気共鳴画像
,
contrast enhancement
,
造影
,
arthroscopic subacromial decompression
,
鏡視下肩峰下除圧術
Keyword:
MRI
,
磁気共鳴画像
,
contrast enhancement
,
造影
,
arthroscopic subacromial decompression
,
鏡視下肩峰下除圧術
pp.1149-1151
発行日 2002年10月25日
Published Date 2002/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903648
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抄録:インピンジメント症候群や腱板断裂に対する手術後の造影MRI所見と症状との関連についてはいまだに不明である.本研究の目的は,鏡視下肩峰下除圧術後の造影MRIの臨床的意義を明らかにすることである.インピンジメント症候群と腱板断裂に対し鏡視下肩峰下除圧術を行った21例21肩を検討の対象とした.術前と術後にMRI脂肪抑制併用造影T1強調像を撮像し,肩峰下滑液包の造影効果の有無を検討した.さらに,MRI撮像時における肩関節痛とimpingement signの有無を調査し,MRI造影効果との関連を検討した,術後に疼痛やimpingement signが消失しても,術後平均4.4カ月(3~6カ月)の時点では,MRI造影効果は約70%の症例で消失しなかった.MRI造影効果のみでは術後の臨床的治療成績の評価を行うことはできないと考えられる.
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