整形外科Topics
The Bone and Joint Decade 2000-2010―『運動器の10年』の動向と運動器の意義
河合 伸也
1,2
1山口大学医学部整形外科
2BJD日本委員会 運営委員会
pp.1111-1113
発行日 2002年9月25日
Published Date 2002/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903641
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I.はじめに
運動器(筋骨格系)の重要性がようやく脚光を浴びる時代になりました.20世紀は『がんの10年』や『脳の10年』でしたが,21世紀は『運動器の10年』から始まります.運動器の障害・外傷は個人的・社会的損失が大きいだけでなく,運動器が高いQOLを保持する役割を担っているという観点から運動器が見直されています.この観点において運動器に関連する専門職(殊に,整形外科医)の役割は大きいものがあります.
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