Japanese
English
臨床経験
膝蓋腱断裂5例の検討
Patellar Tendon Ruptures : A Report of 5 Cases
由野 和則
1,2
,
今井 久一
1
,
岡部 聡
1
,
矢尻 洋一
1
,
津吉 秀樹
1
,
吉岡 徹
1
Kazunori Yoshino
1,2
1新潟労災病院整形外科
2現:水原郷病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Niigata Rosai Hospital
キーワード:
patellar tendon rupture
,
膝蓋腱断裂
,
patella height
,
膝蓋骨高位
,
McLaughlin technigue
,
McLaughlin法
Keyword:
patellar tendon rupture
,
膝蓋腱断裂
,
patella height
,
膝蓋骨高位
,
McLaughlin technigue
,
McLaughlin法
pp.745-747
発行日 2002年6月25日
Published Date 2002/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903574
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抄録:比較的稀な膝蓋腱断裂に対して一次修復を行った新鮮例5症例について調査した.膝蓋骨高位(以下,T/P)をInsall-Salvati法に基づき測定し,T/Pと臨床成績との関係について検討した.調査時T/Pが正常範囲内に保たれている3症例では,他の症例に比べて,膝関節可動域や大腿四頭筋力などで良好な成績が得られた.また各症例のT/Pを術直後と調査時で比較したところ,T/Pが経時的に減少した1症例を認めた.これは膝蓋下脂肪体の高度な損傷により膝蓋腱が経時的に変性し,短縮したために生じたものと考えられた.
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