Japanese
English
論述
腰椎椎間板レーザー治療後再手術例の検討
Study of the Revision Surgery Cases after Laser Disc Decompression
高橋 和久
1
,
遠藤 友規
1
,
守屋 秀繁
1
,
松本 守雄
2
,
千葉 一裕
2
,
戸山 芳昭
2
,
宮本 敬
3
,
西本 博文
4
,
清水 克時
3
Kazuhisa Takahashi
1
1千葉大学大学院医学研究院整形外科学
2慶應義塾大学医学部整形外科
3岐阜大学医学部整形外科
4岐阜中央病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Postgraduate School of Medicine, Chiba University
キーワード:
percutaneous laser disc decompression
,
経皮的レーザー椎間板除圧術
,
lumbar disc herniation
,
腰椎椎間板ヘルニア
,
revision surgery
,
再手術
Keyword:
percutaneous laser disc decompression
,
経皮的レーザー椎間板除圧術
,
lumbar disc herniation
,
腰椎椎間板ヘルニア
,
revision surgery
,
再手術
pp.813-818
発行日 2002年7月25日
Published Date 2002/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903586
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抄録:経皮的腰椎椎間板レーザー治療後に成績不良のため再手術を要した症例につき,問題点を検討した.対象は9例ですべて男性であった.再手術時年齢は平均49歳(14~73歳)であった.本治療法は2例の変性すべり症を含む腰部脊柱管狭窄症6例,extrusion typeの椎間板ヘルニア2例に行われていた.Protrusion typeは1例のみであった.再手術までの期間は平均5.4カ月であり,5例に脊椎固定術が行われた.成績不良の原因は脊柱管狭窄症やextrusion typeのヘルニアなどほとんどが適応の誤りであった.本治療法はわが国においては保険診療が許可されておらず,科学的裏付けにもとづく評価が必要である.現在のところ,protrusion typeのヘルニアが適応となる治療法であり,成績不良例が生じた場合の再手術を含めた対応が必要である.
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