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特集 脊椎外科最近の進捗―脊椎骨切り術と脊椎再建を中心として―(第27回日本脊椎外科学会より)
骨粗鬆症性胸腰椎椎体圧潰―診断と手術適応
Osteoporotic Vertebral Collapse in Thoracic and Lumbar Spines : Diagnosis and Surgical Treatment
持田 讓治
1
,
千葉 昌宏
1
,
西村 和博
1
,
野村 武
1
,
東 永廉
1
Joji Mochida
1
1東海大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Tokai University, School of Medicine
キーワード:
osteoporosis
,
骨粗鬆症
,
vertebral collapse
,
椎体圧潰
,
surgical treatment
,
手術療法
Keyword:
osteoporosis
,
骨粗鬆症
,
vertebral collapse
,
椎体圧潰
,
surgical treatment
,
手術療法
pp.453-459
発行日 1999年4月25日
Published Date 1999/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902685
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抄録:骨粗鬆症性胸腰椎椎体圧潰は高齢化に伴い,その発生頻度が増加している.1984年以降の17自験例を再検討し,診断上の留意点と治療方針をまとめた.進行した骨粗鬆症例での圧迫骨折では,側面単純X線撮影を経時的に行い,椎体圧潰の出現の有無を確認する.疑わしい場合にはMRIによる骨壊死の確認が必要である.運動麻痺のない陥凹型,平坦圧縮型では保存的治療が適応しうるが,十分な安静期間と,確実なギプス固定,硬性装具などの装用が必要である.運動麻痺の有無にかかわらず楔状型では前方除圧,前方固定術,前方インストゥルメントを基本的方針とし,運動麻痺のある陥凹型,平坦圧縮型ではegg shell法とペディクルスクリューを併用した後方からの除圧固定術が適応される.
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