Japanese
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手術手技シリーズ 最近の進歩
手の外科
腕神経叢損傷に対する手術―筋腱移行術を中心に
Functional Restoration by Tendon Transfer for Brachial Plexus Injuries
長野 昭
1
Akira Nagano
1
1浜松医科大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Hamamatsu University School of Medicine
キーワード:
brachial plexus injury
,
腕神経叢損傷
,
tendon transfer
,
腱移行術
,
shoulder arthrodesis
,
肩関節固定術
Keyword:
brachial plexus injury
,
腕神経叢損傷
,
tendon transfer
,
腱移行術
,
shoulder arthrodesis
,
肩関節固定術
pp.331-337
発行日 1999年3月25日
Published Date 1999/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902663
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抄録:腕神経叢損傷の機能修復は,新鮮例には原則的には病態に応じ,有連続損傷であれば保存的治療,神経断裂であれば神経移植術,節前損傷であれば肩,肘機能については神経移行術が行われるが,年齢,受傷より手術までの期間,病型,職業によっては腱移行術などの機能再建術が始めから適応となる.
腱移行術の一次的適応は,受傷時50歳以上,および受傷より手術までの期間が9カ月以上の症例と,神経修復術,神経移行術の成績が不良な手の機能再建の場合である.また,保存療法,神経移植術を行ったが回復が不十分な場合においては,12カ月で[0],18カ月で[2]以下の症例が適応となる.
本稿では肩,肘,手の機能再建術の手術法とその適応,筋腱移行術による肩機能再建法,肩関節固定術,Steindler変法による肘屈曲機能再建法とC5-C8型における総指伸筋腱固定術による手関節・指伸展再建法のポイントについて述べた.
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