整形外科英語ア・ラ・カルト・69
整形外科分野で使われる用語・その32
木村 專太郎
1
Sentaro Kimura
1
1那珂川病院
pp.1088-1089
発行日 1998年9月25日
Published Date 1998/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902524
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●nevus(ニーヴァス)
勿論母班のことであるが,日本語では“ネーヴス”と発音する.私は,顔面や色々な部所の母班を外来において,簡単に局麻下で摘出している.局麻後に,その腫瘍の部分を皮膚から第15番目のメスでえぐりとり,後は正常な組織に遭遇するまで,残存の腫瘍細胞をボヴィー(Bovie)で焼灼しながら除去していく.
私は米国で1年間病理学を学んだ時,多くの皮膚腫瘍摘出顕微鏡標本を覗いたが,良性腫瘍は皮膚内にその病変があり,余分な皮膚を除く必要がないのではないかという疑問を抱き続けていた.
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