専門分野/この1年の進歩
日本膝関節研究会―この1年の進歩
丹羽 滋郎
1,2
,
本庄 宏司
3
1愛知医科大学整形外科
2第33回日本膝関節研究会
3愛知医科大学整形外科
pp.356-357
発行日 1998年3月25日
Published Date 1998/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902400
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第33回日本膝関節研究会は,平成9年12月5日,日本教育会館で開催された.今回は本研究会の発起人であられた廣畑和志名誉会長が平成9年6月に急逝されたことをうけ,先生を惜しむとともにその功労を賛え廣畑Memorial Lectureが企画され,池内宏先生の「膝関節鏡と30年」,TDV Cooke先生の「Alignment factors in corrective surgery for arthritic deformed knees」,Kim Conrad Bertin先生の「The Design and Results of the NexGen Total Knee System」の講演が行われた.大変有意義な講演であり,中でも池内先生の膝関節鏡をはじめとする先生の学問に対する情熱に感銘を受けた.本研究会は毎回1つのテーマにより構成されており,今回は前十字靱帯再建術の諸問題と長期成績であり,最近十数年間に急速に進歩した手術手技,評価に対する成果と反省がなされた.
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