Japanese
English
臨床経験
感染に伴う脱落ビーズと破損アルミナスクリューにより著しい股関節の破壊に至った1症例
Destruction of Hip Joint due to Bead Loosening and Broken Alumina Ceramic Screw with Infection : A Case Report
藤林 俊介
1
,
松下 睦
2
,
田中 千晶
1
,
飯田 寛和
3
Shunsuke Fujibayashi
1
1京都市立病院整形外科
2日本赤十字社和歌山医療センター整形外科
3京都大学医学部整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Kyoto City Hospital
キーワード:
infection
,
感染
,
bead loosening
,
ビーズ脱落
,
alumina ceramic screw
,
アルミナスクリュー
Keyword:
infection
,
感染
,
bead loosening
,
ビーズ脱落
,
alumina ceramic screw
,
アルミナスクリュー
pp.1075-1080
発行日 1997年9月25日
Published Date 1997/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902266
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抄録:感染に伴うビーズの脱落とアルミナセラミックスクリューの破損により著しい股関節の破壊に至ったポーラスコート型人工関節を経験した.抜去したインプラントに対しSEM,EPMAによる定性分析等による調査を行い,その原因を考察した.感染による人工関節のルースニングにより,ビーズの脱落およびアルミナセラミックスクリューの破損が進み,人工関節摺動面に侵入したビーズおよび破損スクリューが,人工関節の破壊,さらには股関節の破壊へと進展したものと考えられた.
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