講座
認定医トレーニング講座―画像篇・12
堀内 行雄
1
1慶應義塾大学医学部整形外科
pp.907-911
発行日 1997年8月25日
Published Date 1997/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902232
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症例:49歳,男子,銀行員(図1)
主訴:左手関節橈側部痛
3カ月前サイクリング中,左手掌をついて転倒し受傷した.左手関節橈側に著明な腫脹があり強い疼痛を自覚したので,近医を受診した.X線写真などの検査で骨折はないと言われ,外用薬と鎮痛剤を服用しているうちに激痛は消失した.しかし,仕事は何とか始められたものの,力が入りにくいことと,強く握った時,手を使いすぎた時,手をついて体重を支えた時や橈屈した時などに主に左手関節橈側に疼痛が持続するので来院した.
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