講座
認定医トレーニング講座―画像篇・7
高橋 和久
1
,
守屋 秀繁
1
1千葉大学医学部整形外科
pp.76-79
発行日 1997年1月25日
Published Date 1997/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908311
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症例 25歳,男性
1994年5月,エレベータ上での修理作業中,動きだしたエレベータと壁との間に挟まれて受傷した.近医にて右骨盤骨折,後腹膜腔出血,第4,5腰椎横突起骨折を指摘され,第5腰椎分離すべり症との診断を受け保存的に加療された.受傷直後より激しい腰痛があり,排尿困難・便秘,両足底外側のしびれおよび会陰部知覚脱失,両側足関節の背屈が不能となった.初診時X線像(受傷後4カ月)を示す(図1a~d).
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