Japanese
English
臨床経験
膝前面に発生した血管平滑筋腫の検討
A Study of Angioleiomyoma Arising from Anterior Knee
土田 敏典
1
,
北野 喜行
1
,
堀本 孝士
1
,
砂山 千明
1
,
長浦 恭行
1
Toshinori Tsuchida
1
1市立砺波総合病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Tonami General Hospital
キーワード:
angioleiomyoma
,
血管平滑筋腫
,
soft tissue tumor
,
軟部腫瘍
,
MRI
,
核磁気共鳴撮像法
Keyword:
angioleiomyoma
,
血管平滑筋腫
,
soft tissue tumor
,
軟部腫瘍
,
MRI
,
核磁気共鳴撮像法
pp.191-193
発行日 1997年2月25日
Published Date 1997/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902107
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:膝前面に発生した血管平滑筋腫の3例を経験したので,MRIの術前診断としての有用性について考察した.
症例は男性3例で,膝前面に弾性軟の腫瘤を認め,2例に圧痛を認めた.全例局所麻酔下に腫瘍を摘出し,術後平均5年の現在全例再発を認めていない.病理学的には,充実型の血管平滑筋腫であった.1例にMRIを施行し,T1強調像で低信号,T2強調像で周辺が高信号に描出され,内部が不均一な中等度から高信号に描出され,Gd造影像では全体に造影された.病理学的には腫瘍周辺部は豊富な血管構成成分を有し,内部は充実型の平滑筋線維であった.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.