Japanese
English
論述
U字型ロッドを用いた漏斗胸の観血的治療
Instrumentation Surgery for Funnel Chest Using U Shaped Rod
中村 孝文
1
,
池田 天史
1
,
千田 治道
1
,
福山 紳
1
,
高木 克公
1
Takafumi Nakamura
1
1熊本大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Kumamoto University School of Medicine
キーワード:
漏斗胸
,
funnel chest
,
胸骨挙上法
,
sternal elevation
,
プレート
,
plate
,
U字型ロッド
,
U shaped rod
Keyword:
漏斗胸
,
funnel chest
,
胸骨挙上法
,
sternal elevation
,
プレート
,
plate
,
U字型ロッド
,
U shaped rod
pp.801-805
発行日 1995年7月25日
Published Date 1995/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901672
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:1980年から1994年8月までに39例の漏斗胸に対し内固定を用いた胸骨挙上法を施行した.初期にはZimmerプレートを使用していたが,1988年以後の14例にはKirschnerワイヤーをU字型に採型したロッドを用いており,両者の比較検討を行った.いずれも矯正率は70%以上と良好であり,両者の差はないが,出血量はUロッド群147.5ml,プレート群851mlと有意の差が認められた.またUロッドは固定,抜去が容易であり,あらゆる変形の矯正およびあらゆる年齢に対応できることから漏斗胸に対する優れた治療法の一つと考えられる.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.