巻頭言
第67回日本整形外科学会学術集会を開催するにあたって
桜井 実
1
1東北大学医学部整形外科
pp.2-3
発行日 1994年1月25日
Published Date 1994/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901272
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■生き甲斐を支える整形外科
運動器疾患は時代と共に変遷し,結核とポリオの時代が過去のものとなった現在は,交通事故による外傷,高齢化社会を反映した脊椎の加齢的変化や関節の退行変性疾患を扱う機会が多くなって来ました.そして,豊かな経済成長と共に飽食とスポーツが医学の中に取り入れられる時代です.運動機能の復元と維持は,日常生活にも労働力確保のためにも必須の願望ですが,この医療に携わる整形外科は,正に人間の「生き甲斐を支える」のが大きな目標であります.
平成6年5月12日~14日の3日間仙台市で開催される第67回日本整形外科学会学術集会は,この意識を盛り上げ,医療の現場に役立つ学術集会にしたいと思っております.
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