Japanese
English
臨床経験
踵骨骨端症の2症例
Two Cases of Apophysis Calcanei
野村 茂治
1
,
猪原 史敏
1
,
藤田 信彦
1
Sigeharu Nomura
1
1九州労災病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Kyushu Rosai Hospital
キーワード:
踵骨骨端症
,
apophysis calcanei
,
MRI
,
骨シンチ
,
bone scintigraphy
Keyword:
踵骨骨端症
,
apophysis calcanei
,
MRI
,
骨シンチ
,
bone scintigraphy
pp.755-758
発行日 1992年6月25日
Published Date 1992/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900884
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抄録:踵骨骨端症の2症例につき,骨シンチ及びMRIを施行したところ,骨シンチでは明らかな取り込みを認め,MRIではT1強調画像にて信号低下を認めた.これらの結果は,踵骨骨端症の発生に慢性ストレスが大きく関与していることを示唆していると考えられる.
これまで,踵骨骨端症の診断は病歴,単純X線撮影によってなされることが多かったが,今後骨シンチやMRIを用いることでより正確な診断が可能となるばかりか,経過観察,成因の究明にも役立つものと考えられる.
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