Japanese
English
臨床経験
外傷性胸鎖関節後方脱臼の1例
Traumatic Posterior Dislocation of the Sternoclavicular Joint: A Case Report
佐久間 雅之
1
,
横田 慎太郎
1
,
大石 幸由
1
,
中神 和賀雄
1
,
上田 秀樹
1
,
高橋 裕美子
1
,
大島 毅
1
Masayuki Sakuma
1
1豊橋市民病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Toyohashi City Hospital
キーワード:
外傷
,
trauma
,
胸鎖関節
,
sternoclavicular joint
,
後方脱臼
,
posterior dislocation
Keyword:
外傷
,
trauma
,
胸鎖関節
,
sternoclavicular joint
,
後方脱臼
,
posterior dislocation
pp.777-779
発行日 1991年6月25日
Published Date 1991/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900376
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抄録:外傷性胸鎖関節後方脱臼の1例を報告する.症例は17歳男性で,転倒による肩関節後側方からの介達外力にて発生したと考えられた.診断は触診所見,断層X線写真,CTにて行った.受傷約24時間後に全麻下でDepalma法による徒手整復を行い,良好な整復位がえられた.3週間のギプス固定後,ひき続き3週間鎖骨バンドで固定した.1年経過した現在,再脱臼,疼痛は見られない.本脱臼は比較的稀な外傷であり,受傷機転,臨床症状,診断,治療につき文献的考察を行った.
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