巻頭言
第64回日本整形外科学会学術集会を開催するに当たって―その国際化への試み
山室 隆夫
1,2
1第64回日本整形外科学会
2京都大学医学部整形外科
pp.1-2
発行日 1991年1月25日
Published Date 1991/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900257
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日本整形外科学会は,平成2年度より理事長制に移行し,社団法人としての日本整形外科学会の社会的,教育的,経済的な機能については理事長がその責に任じられ,学術集会会長は学術集会の組織・運営に専任することとなった.学会長が毎年交代した従来の制度では社団法人の理事長としての仕事に連続性が持たせられないことや,学術集会を組織・運営しながら社団法人のすべての機能を一人の学会長が主宰していくことは負担が重過ぎて困難となってきた.そこで,学会の仕事を理事長と学術集会会長に分担させようというのが新しく導入された現行制度のねらいである.
私は,平成2年4月に第64回日本整形外科学会学術集会会長に任命され,初めて新しい定款に従って学術集会の準備に取りかかってきたが,従来の学会長よりもかなり仕事の負担が軽くなり,その分,学術集会の準備に,より専心できることを有難く思っている.それだけに新定款による学術集会運営がきわだった効果を生むことも期待されているので,責任の重大さを痛感している.
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