Japanese
English
シンポジウム 機能的電気刺激(FES)の基礎と臨床
電気刺激による筋特性の制御―治療への道を探る
Control of Muscle Properties by Activity: Possible Application for Treatment
Gerta Vrbová
1
,
河井 秀夫
2
,
正富 隆
2
Gerta Vrbová
1
1Department of Anatomy and Developmental Biology, Centre for Neuroscience, University College
2大阪大学医学部整形外科学教室
1Department of Anatomy and Developmental Biology, Centre for Neuroscience, University College
キーワード:
運動単位
,
motor unit
,
線維型
,
fibre type
,
刺激
,
stimutation
Keyword:
運動単位
,
motor unit
,
線維型
,
fibre type
,
刺激
,
stimutation
pp.1032-1037
発行日 1990年9月25日
Published Date 1990/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900182
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抄録:哺乳類の骨格筋は,支配神経からの刺激によってその特性が変化するばかりでなく,外部からの電気刺激によってもそれに応じた表現型の変化を示すことが実験的に証明されている.このような電気的刺激に対する適応性のため,骨格筋線維はそれぞれの支配運動神経の機能性に応じた特質を呈している.すなわち,正常骨格筋線維における多様な表現型は,その運動神経一筋単位の発火頻度や発火様式のさまざまな違いを反映しているのである.
そこで,電気刺激が筋(特になんらかの神経学的異常がある筋)をより望ましい表現型に変化させ得るかどうかを検討する.更に上位あるいは下位運動ニューロンの障害による脱神経筋に対し,電気刺激が支配神経の代替刺激となり得るかどうかについて検討する.
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