認定医講座
外傷一般―プライマリケア
星 秀逸
1
1岩手医科大学高次救急センター
pp.159-166
発行日 1990年2月25日
Published Date 1990/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900025
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外傷患者の初療にあたっては,患者の全体像をよく把握することである.誰の目にも明らかな開放損傷のみに目をうばわれることなく,内臓器損傷を含めた重要臓器損傷の有無についても細心の注意をはらい適切な処置を講じなければならない.
また,多発外傷などの重度外傷ほど,短時間の間に組織的,有機的かつ迅速に診断と治療を並行して行わなければならない,したがって,冷静に判断して実行することが大切である.
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