Japanese
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手術手技シリーズ 関節の手術<下肢>
円筒型髄内釘ねじ横止め法による大腿骨骨幹部骨折および遠位部の骨折の手術
Stable Osteosynthesis by Interlocking Cylinder Nail for Fractures of the Femur
南澤 育雄
1
,
山本 真
1
,
糸満 盛憲
1
,
笹本 憲男
2
Ikuo Minamisawa
1
1北里大学医学部整形外科学教室
2北里研究所メディカルセンター病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, School of Medicine, Kitasato University
キーワード:
大腿骨
,
femur
,
骨折
,
fracture
,
髄内釘
,
intramedullary nail
,
円筒釘
,
cylinder nail
,
ねじ横止め
,
interlocking
Keyword:
大腿骨
,
femur
,
骨折
,
fracture
,
髄内釘
,
intramedullary nail
,
円筒釘
,
cylinder nail
,
ねじ横止め
,
interlocking
pp.145-153
発行日 1990年2月25日
Published Date 1990/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900023
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はじめに
髄内釘骨接合術を本格的な骨折治療法にまで発展させたのは,ドイツの骨外科医Gehard Küntscherであることは周知のことである.彼は,数多くの臨床例の積重ねを通じて,V字釘からクローバー型髄内釘へと発展させ,リーマーによる骨髄内の拡大やイメージインテンシファイアーによる閉鎖術式などを用いて,髄内釘固定法を臨床上の実用にまで完成させた.しかし,釘による十分な回旋固定力の獲得は困難であった.私たちはねじ横止めの工夫から始まり,種々の実験や臨床例の積重ねから現在は円筒型髄内釘ねじ横止め法に至っているが,本稿ではこの方法について述べる.なお,これまでの経緯は1989年4月出版の「髄内釘による骨折手術9)」に詳しく記載してあるので省略する.
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