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特集 初療対応からきれいな指再建まで 指尖部切断に対する治療
専門施設での指尖部切断に対する治療戦略×マイ・ルール
整容面と機能面を両立する指尖部切断の治療
Treatment of Fingertip Amputation for Cosmetic and Functional Outcomes
宇佐美 聡
1
Satoshi USAMI
1
1東京手の外科・スポーツ医学研究所 高月整形外科病院
1Tokyo Hand Surgery & Sports Medicine Institute, Takatsuki Orthopaedic Hospital
キーワード:
再接着
,
replantation
,
前進皮弁
,
advancement flap
,
逆行性指動脈皮弁
,
reverse digital artery island flap
,
遊離皮弁
,
free flap
Keyword:
再接着
,
replantation
,
前進皮弁
,
advancement flap
,
逆行性指動脈皮弁
,
reverse digital artery island flap
,
遊離皮弁
,
free flap
pp.1397-1402
発行日 2024年12月25日
Published Date 2024/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408203168
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指尖部の掌側は厚く耐久性があり,かつ神経終末器官を含む皮膚で覆われ,背側には爪甲や爪床といった特殊な組織を有する.機能的な手指に戻すには整容性にも配慮が必要で,整容的に受け入れられないと使用頻度が減り,機能的な損失にもつながることがある.切断指の第一選択は再接着術であるが,再接着が不可能な指尖に関しては各種皮弁を用いて再建を行う.その際重要なのはできるだけ類似した組織を用いることである.基本的に長軸10〜12mm以下の欠損には前進皮弁,それ以上の大きさの欠損には逆行性指動脈皮弁や遊離皮弁を用いている.
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