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特集 初療対応からきれいな指再建まで 指尖部切断に対する治療
専門施設での指尖部切断に対する治療戦略×マイ・ルール
指尖部切断に対する皮弁形成術
Flap Reconstruction Surgery for Fingertip Amputation
河村 健二
1
Kenji KAWAMURA
1
1奈良県立医科大学 玉井進記念四肢外傷センター
1Tamai Susumu Memorial Limb Trauma Center, Nara Medical University
キーワード:
指尖部切断
,
fingertip amputation
,
皮弁形成
,
flap reconstruction
Keyword:
指尖部切断
,
fingertip amputation
,
皮弁形成
,
flap reconstruction
pp.1391-1395
発行日 2024年12月25日
Published Date 2024/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408203167
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指尖部切断において再接着術が困難な症例に対しては,皮弁形成術が有用である.皮弁形成術は習得が容易であり,機能的に再接着術と同等の結果を得ることが可能である.皮弁の種類は切断面の形状と大きさにより掌側前進皮弁か逆行性指動脈皮弁を選択する.石川分類subzone IIの指尖部切断は,皮弁形成術単独よりもgraft on flap法を行うことで整容的に優れた結果が得られる.皮弁形成術後にはPIP関節の屈曲拘縮を来さないように,早期にリハビリテーションを開始する.
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