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特集 最新の予防と治療! 整形外科手術部位感染(SSI)
—SSI予防—予防的抗菌薬投与
SSI Prophylaxis: Prophylactic Antimicrobial Administration
永田 向生
1
,
山田 浩司
2
Kosei NAGATA
1
,
Koji YAMADA
2
1ノートン・レザーマン・スパインセンター
2中野島整形外科
1Norton Leatherman Spine Center
2Nakanoshima Orthopaedics
キーワード:
予防的抗菌薬
,
antimicrobial prophylaxis
,
創部感染
,
surgical site infection
,
SSI
Keyword:
予防的抗菌薬
,
antimicrobial prophylaxis
,
創部感染
,
surgical site infection
,
SSI
pp.1271-1274
発行日 2024年11月25日
Published Date 2024/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408203141
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創部感染(SSI)予防には予防的抗菌薬の適切な投与が重要である.セファゾリン(CEZ)などのβ-lactam系抗菌薬を,切開の1時間前以内に投与を開始することが推奨されている.抗MRSA薬はMRSA保菌者への予防的投与にも用いられるが,その使用は限定される.適切な投与期間については,ガイドラインによって,術中のみ,術後24時間まで,術後48時間までと複数の意見があり,強力なエビデンスは不足していた.近年行われた前向き比較試験では,術後24時間以内投与が術後24〜48時間以内に対して非劣性であることが示された.
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