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特集 脊損患者への投与が始まった脊髄再生医療—脊髄損傷患者に希望が見えるか
脊髄損傷に対する再生医療後のリハビリテーション
Rehabilitation Strategy After Cell Therapy for Spinal Cord Injury Patients
緒方 徹
1
Toru OGATA
1
1東京大学大学院医学系研究科リハビリテーション医学講座
1Department of Rehabilitation Medicine, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo
キーワード:
運動学習
,
motor learning
,
バイオフィードバック
,
biofeedback
,
臨床試験
,
clinical trial
Keyword:
運動学習
,
motor learning
,
バイオフィードバック
,
biofeedback
,
臨床試験
,
clinical trial
pp.1027-1030
発行日 2024年8月25日
Published Date 2024/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408203078
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脊髄損傷に対する細胞治療に引き続いて行われるリハビリテーションの重要性が増している.再生医療後のリハビリテーション手法に確立したものはないが,細胞治療の作用点を意識したうえで,運動学習の論理に基づき組み立てることが軸となる.今後,ロボットリハビリテーションなどとの融合も期待されるが,細胞治療のエビデンス確立も重要であり,臨床治験のプロトコル作成には注意を要する.再生医療の到来を受けて,脊髄損傷のリハビリテーション手法を改めて体系化し,施設間での差異を減らす標準化を進めることも今後の課題である.
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