Japanese
English
特集 腱板断裂の治療戦略
一次修復を促進させる治療
PGAシートを用いた腱板修復術—適応と限界
Rotator Cuff Repair with PGA Sheet Augmentation: Indication and Limitation
横矢 晋
1
Shin YOKOYA
1
1広島市立広島市民病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Hiroshima City Hiroshima Citizens Hospital
キーワード：
ポリグリコール酸
,
poly-glycolic acid
,
PGA
,
シート
,
補強術
,
augmentation
,
鏡視下腱板修復術
,
arthroscopic rotator cuff repair
Keyword:
ポリグリコール酸
,
poly-glycolic acid
,
PGA
,
シート
,
補強術
,
augmentation
,
鏡視下腱板修復術
,
arthroscopic rotator cuff repair
pp.1205-1210
発行日 2023年10月25日
Published Date 2023/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202794
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われわれは広範囲腱板断裂に対して術後再断裂率の低下を目的に，また修復可能なサイズの腱板断裂に対しては修復腱板の早期成熟を目的に，ポリグリコール酸(PGA)シートを補強する術式を行っている．PGAは細胞外基質産生に優れ，腱細胞の成長に有利に働くとされており，また生体親和性に優れている特徴がある人工生体材料である．PGAシートを修復した腱板の表層に補強することにより周囲の環境からの細胞や線維組織の導入がなされるだけでなく，PGAシートそのものがアンカーに付着する糸やテープからの応力集中を分散させる効果もある．
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