Japanese
English
特集 腱板断裂の治療戦略
一次修復を促進させる治療
低い修復張力下での肩鏡視下腱板修復術—Ignore Anatomy, Avoid Tension
Low Tension Arthroscopic Rotator Cuff Repair
三宅 智
1
Satoshi MIYAKE
1
1福岡大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Fukuoka University, Faculty of Medicine
キーワード:
修復張力
,
repair tension
,
関節鏡視下腱板修復術
,
arthroscopic rotator cuff repair
Keyword:
修復張力
,
repair tension
,
関節鏡視下腱板修復術
,
arthroscopic rotator cuff repair
pp.1199-1203
発行日 2023年10月25日
Published Date 2023/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202793
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断裂した腱板は時間の経過とともに退縮し,その張力は上昇していくことが知られている.発症から外科的介入するまでにある程度の時間を要するという,肩腱板断裂の臨床的特徴を考慮すると,修復張力の重要性は明白かもしれない.腱板修復術の治療成績をさらに向上させるためには,フットプリントの解剖学的元位置に腱板を整復固定することに拘らず,腱の退縮に伴って上昇した張力に応じて,フットプリントを内方化し,修復張力を最小化すべきと考える.
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