Japanese
English
特集 股関節鏡手術のエビデンス—治療成績の現状
アスリートの鼠径部痛に対する股関節鏡手術の意義
Hip Arthroscopy for Groin Pain in Athletes
山藤 崇
1
Takashi SANDO
1
1アントラーズスポーツクリニック
1Antlers Sports Clinic
キーワード:
股関節鏡手術
,
hip arthroscopy
,
アスリート
,
athletes
,
鼠径部痛
,
groin pain
Keyword:
股関節鏡手術
,
hip arthroscopy
,
アスリート
,
athletes
,
鼠径部痛
,
groin pain
pp.863-868
発行日 2023年7月25日
Published Date 2023/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202722
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アスリートに対する股関節鏡手術はfemoroacetabular impingement(FAI)を中心に良好な臨床成績が報告されており,有用な治療選択肢の1つである.しかし,近年,FAIのCam変形が多くのエリートアスリートに存在し,Cam変形は後天的に発生することが示唆されている.また,日本においては,寛骨臼形成不全症を背景とし,不安定性が原因となる股関節関連鼠径部痛も多く存在するため,インピンジメントと不安定性が共存する症例も存在し,欧米と同じ基準で手術適応を決定することが困難である.
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