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特集 膝周囲骨切り術を成功に導く基礎知識
撮影法で変わる膝周囲骨切り術の画像評価と求められる撮影技術
Essential Radiographic Techniques to Ensure Highly Reproducible Evaluation for Around-Knee Osteotomies
田畑 悦子
1
,
中村 立一
2
Etsuko TABATA
1
,
Ryuichi NAKAMURA
2
1やわたメディカルセンター診療技術部放射線課
2春江病院関節温存・スポーツ整形外科センター
1Department of Radiology, Yawata Medical Center
2Joint Preservation and Sports Orthopaedic Center, Harue Hospital
キーワード:
変形性膝関節症
,
knee osteoarthritis
,
X線撮影法
,
radiographic technique
,
骨切り術
,
osteotomy
Keyword:
変形性膝関節症
,
knee osteoarthritis
,
X線撮影法
,
radiographic technique
,
骨切り術
,
osteotomy
pp.1139-1145
発行日 2021年9月25日
Published Date 2021/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202135
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膝周囲骨切り術(AKO)では術前計画から術後評価まで,再現性の高いX線画像が必要となる.X線斜入や被写体回旋によるエラーを避け,確実に触知できる膝蓋骨を正面の基準として垂直に入射することが重要である.屈曲拘縮膝で得られる特有の拡大現象も知る必要がある.さらに下肢全長X線像では荷重負荷による関節開き角や膝屈曲角の変化が術前計画を左右するが,下肢全長3D-CTはこれを補正するツールとなる.ここでは,エラー回避と再現性向上を目指した撮影方法に加え,生じたエラーに対する解釈法をX線受像の基礎的な理論を踏まえて述べる.
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