増大号特集 整形外科 外来・当直 エマージェンシーマニュアル
疾患編
スポーツ外傷・障害のみかた
池田 浩
1
Hiroshi IKEDA
1
1順天堂大学保健医療学部理学療法学科/医学部整形外科
pp.714-720
発行日 2021年5月25日
Published Date 2021/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202048
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スポーツによる怪我は「外傷」と「障害」に大別される.大きな1回の外力が瞬間的に加わった結果として発生するのが「スポーツ外傷」であり,小さな外力が繰り返し一定の部位に加わった結果として発生するのが「スポーツ障害」である.
スポーツ外傷は,原因が他のプレイヤーとの衝突や転倒によることが多いため,発生頻度はラグビーなどのコンタクトスポーツで高く,代表的な疾患としては,骨折,脱臼,捻挫,靱帯損傷などが挙げられる.
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