Japanese
English
特集 骨折に対する積極的保存療法
基礎編
高齢マウス骨折モデル,ラット骨折モデルにおける低出力超音波パルス照射の効果
The Effect of Low Intensity Pulsed Ultrasound in the Aged Mouse and Rat Femur Fracture Model
成瀬 康治
1
Kouji NARUSE
1
1医療法人社団萌寿会東林間整形外科
1Higashi Rinkan Orthopedics
キーワード:
動物骨折モデル
,
animal fracture model
,
低出力超音波パルス
,
low intensity pulsed ultrasound
,
骨折治癒促進
,
accelerated fracture healing
Keyword:
動物骨折モデル
,
animal fracture model
,
低出力超音波パルス
,
low intensity pulsed ultrasound
,
骨折治癒促進
,
accelerated fracture healing
pp.227-231
発行日 2021年3月25日
Published Date 2021/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201932
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
高齢マウス骨折モデル,高齢ラット骨折モデルを用いて,加齢(エイジング)により骨折治癒が遅延することを示した.この骨折モデルによって内軟骨性骨化から硬性仮骨架橋までに要する期間が遷延することで骨折治癒が遅延することを明らかにした.低出力超音波パルスはエイジングによって生じる遷延治癒を促進し,特に内軟骨性骨化とリモデリングにかかる期間を短縮できることが示された.その機序の一端には骨折部周囲に生じる新生血管の発現増加が関与していることが推測された.
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.