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誌上シンポジウム 低出力超音波パルス(LIPUS)による骨折治療―基礎と臨床における最近の話題
新鮮骨折への臨床応用
鎖骨骨折に対する低出力超音波パルスLIPUSの効果
The Clinical Application of LIPUS for Fresh Fracture : The Effectiveness on Clavicle Fracture
上本 宗唯
1
Munetada KAMIMOTO
1
1かみもとスポーツクリニック
1Kamimoto Sports Clinic
キーワード:
鎖骨骨折
,
clavicle fracture
,
低出力パルス超音波
,
low-intensity pulsed ultrasound
,
LIPUS
,
新鮮骨折
,
fresh fracture
Keyword:
鎖骨骨折
,
clavicle fracture
,
低出力パルス超音波
,
low-intensity pulsed ultrasound
,
LIPUS
,
新鮮骨折
,
fresh fracture
pp.981-985
発行日 2013年10月25日
Published Date 2013/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102848
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鎖骨骨折は日常よく遭遇する頻度の高い骨折であり,しかもその予後も良好であり,ほとんどが問題なく社会およびスポーツ復帰できる.しかし,早期の復帰は再骨折のリスクもあり,また過度な安静は肩関節に拘縮を来し患者に不利益をもたらすことになる.新鮮鎖骨骨折の保存療法として受傷早期からLIPUSを併用することにより,骨癒合期間を短縮させることはできないものの,疼痛の早期消失が得られることが明らかになった.このことから,肩の可動域制限,肩甲帯周囲筋の萎縮を来さないような積極的なリハビリテーションを進められ,早期に復帰することが可能となった.
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