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Lecture
整形外科医の働き方改革—2024年4月に向けての基礎知識
Work Style Reform for Orthopaedic Surgeons:Basic Knowledge for April, 2024
三上 容司
1
Yoji MIKAMI
1
1独立行政法人労働者健康安全機構横浜労災病院運動器センター
1Department of Orthopaedic Surgery, Yokohama Rosai Hospital, Japan Organization of Occupational Health and Safety
キーワード:
過重労働
,
overwork
,
働き方
,
work style
,
業務移管
,
task shift
Keyword:
過重労働
,
overwork
,
働き方
,
work style
,
業務移管
,
task shift
pp.179-185
発行日 2021年2月25日
Published Date 2021/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201917
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過重労働の改善は,政府の進める働き方改革の重要な柱である.そのために2024年4月から医師に対して時間外労働時間の罰則付き上限規制が適用される.時間外労働の上限時間は,年間960時間または年間1,860時間が見込まれている.2019〜2020年に実施された日本整形外科学会会員に対するアンケート調査によれば,多くの整形外科医の時間外労働時間がこの上限基準を超えており,現状のままでは多くの整形外科医が違法状態のまま2024年4月を迎えてしまう.整形外科医は,残された期間でタスクシフト/シェアの推進,特定看護師・診療看護師の活用,男女共同参画運動の推進などに取り組む必要がある.
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