Japanese
English
誌上シンポジウム 外反母趾の成績不良例から学ぶ
重度外反母趾に対する回旋差し込み中足骨骨切り術の結果から
Results of Rotated Insertion Metatarsal Osteotomy with Distal Soft Tissue Procedure for Severe Hallux Valgus Deformity
佐本 憲宏
1
Norihiro SAMOTO
1
1市立東大阪医療センター・整形外科
1Higashiosaka City Medical Center
キーワード:
外反母趾
,
hallux valgus
,
足
,
foot
,
合併症
,
complication
Keyword:
外反母趾
,
hallux valgus
,
足
,
foot
,
合併症
,
complication
pp.763-769
発行日 2018年9月25日
Published Date 2018/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201167
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外反母趾に対する手術療法は,術前計画での手術方法選択から手術施行,その後の長期にわたるフォローでの合併症を考慮すると,非常に難しい手術の1つである。術前の説明や術後のフォローには細心の注意を払わねばならない.
本稿では重度外反母趾に対して,回旋差し込み中足骨骨切り術を施行した症例の成績不良例から,合併症の回避方法などを考察した.術前評価ではより高齢で重症度が高い症例で成績不良例が多く,術後評価ではより高齢で,男性例で多い傾向にあった.術前に合併症について詳細な説明を行ったうえで,術後のトラブルを回避するためにインフォームドコンセントを得ることも重要と考えられた.
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