Japanese
English
誌上シンポジウム 足部・足関節疾患と外傷に対する保存療法 Evidence-Based Conservative Treatment
外反母趾に対する保存療法—運動療法
Conservative Treatment for Hallux Valgus:Exercise Therapy
佐本 憲宏
1
Norihiro SAMOTO
1
1市立東大阪医療センター整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Higashiosaka City Medical Center
キーワード:
外反母趾
,
hallux valgus
,
保存療法
,
conservative treatment
,
母趾外転筋
,
abductor hallucis muscle
Keyword:
外反母趾
,
hallux valgus
,
保存療法
,
conservative treatment
,
母趾外転筋
,
abductor hallucis muscle
pp.159-166
発行日 2019年2月25日
Published Date 2019/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201283
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外反母趾患者は近年増加し,手術も増加傾向にあるが,まず保存療法を行うことが治療の第一選択となる.それには靴の指導,運動療法,足底挿板などの装具療法と薬物治療があり,それらを組み合わせて治療することが多い.運動療法は非常に重要な保存療法であり,エビデンスに基づいた母趾外転筋運動訓練,Hohmann体操や足趾のストレッチなどがある.特に母趾外転筋運動訓練は軽度外反母趾では変形を改善させる効果が証明されている.重度の外反母趾や多趾の変形を合併した場合でも母趾や第2趾の関節拘縮を軽減させる効果がある.
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