連載 整形外科医が患者になったとき―整形外科医が受けた整形外科手術
①腱板断裂
高岸 憲二
1
,
小林 勉
1
,
山本 敦史
1
,
設楽 仁
1
,
中島 邦枝
2
1群馬大学整形外科
2群馬大学麻酔科蘇生科
pp.998-1002
発行日 2015年10月25日
Published Date 2015/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200356
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腱板断裂は肩関節疾患の代表であるが,症状が類似するために五十肩と混同されることが多い.本疾患は保存的療法により症状が軽快しない場合に腱板修復術などの手術の適応となる11).肩関節外科の最近10年間の進歩は,肩関節鏡手術の普及であると言える.
整形外科の検査法ならびに手術法は,その時代の科学の進歩により大きく変わっていく.筆者は肩関節外科を専門にしているが,2001年と2013年の2度,右肩の手術を経験し,近年の肩関節外科手術の進歩を実感したので報告する.
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