Japanese
English
症例報告
CTガイドドレナージにより治療した原発性化膿性筋炎の2例
Primary Pyomyositis Treated by CT-guided Drainage. Report of Two Cases
阿部 真悟
1
,
安藤 渉
2
,
山本 健吾
2
,
大園 健二
2
Shingo ABE
1
,
Wataru ANDO
2
,
Kengo YAMAMOTO
2
,
Kenji OHZONO
2
1大阪大学医学部整形外科
2関西労災病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Osaka University Graduate School of Medicine
2Department of Orthopaedic Surgery, Kansai Rosai Hospital
キーワード:
primary pyomyositis
,
原発性化膿性筋炎
,
CT-guided drainage
,
CTガイドドレナージ
,
infection
,
感染
Keyword:
primary pyomyositis
,
原発性化膿性筋炎
,
CT-guided drainage
,
CTガイドドレナージ
,
infection
,
感染
pp.73-77
発行日 2015年1月25日
Published Date 2015/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200102
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背景:原発性化膿性筋炎は骨格筋原発の細菌感染である.稀な疾患であるが診断が遅れると重篤化することがある.
症例1:58歳の男性で,発熱と左大腿部痛を主訴とし,MRIで臀部にT2-high intensityを認め抗生剤加療を行ったが,大腿部に膿瘍形成しCTガイドドレナージにより治療した.症例2は肝細胞がんの既往のある63歳の男性で,発熱と右臀部痛があり,MRIで右臀部にT2-high intensityを認め加療開始した.後に膿瘍形成しCTガイドドレナージで治療した.
まとめ:稀な原発性化膿性筋炎を2例経験した.CTガイドドレナージは低侵襲に排膿することが可能であり,有効な治療法であると考えられた.
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