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誌上シンポジウム 整形外科術後感染の実態と予防対策
整形外科領域における手術部位感染症対策としての手術室環境
Operative Environment for Prevention of Surgical Site Infection in Orthopaedic Surgery
宍戸 孝明
1
,
正岡 利紀
1
,
山本 謙吾
1
Takaaki Shishido
1
,
Toshinori Masaoka
1
,
Kengo Yamamoto
1
1東京医科大学病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Tokyo Medical University
キーワード:
手術部位感染症
,
surgical site infection
,
手術室環境
,
operative environment
,
整形外科手術
,
orthopaedic surgery
Keyword:
手術部位感染症
,
surgical site infection
,
手術室環境
,
operative environment
,
整形外科手術
,
orthopaedic surgery
pp.1003-1007
発行日 2009年10月25日
Published Date 2009/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101605
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整形外科手術としての感染防御対策のうち手術室環境に関連し重要と思われる要因に対して概説した.一般手術室は清浄度クラスⅡ以上が求められるが,人工関節や脊椎インストゥルメントの手術の際にはバイオクリーンルームの使用が望ましい.手術室入室スタッフに対する対策として,手洗いの方法,手術室入室スタッフの人数,手術室での服装や清潔観念の統一,さらには術野の清潔操作などにも注意が必要になる.手術室環境の整備に対し整形外科領域におけるエビデンスは十分とはいえず,多施設での大規模なサーベイランスによるデータの蓄積が望まれる.
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