書評
『変形性膝関節症―病態と保存療法』―古賀良生(編)
小林 晶
1
1福岡整形外科病院
pp.55
発行日 2009年1月25日
Published Date 2009/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101437
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わが国の高齢化は少子化とともに常に議論の中心にあり,政治もこれをめぐって甲論乙駁が続いて果てしない.運動器疾患も例外ではなく,変形性膝関節症と脊柱管狭窄症が中高年を悩ますものとして,近年話題を賑わしている.
今回,古賀良生先生が編集された『変形性膝関節症―病態と保存療法』が出版されたのは,時宜を得たものと言える.古賀先生は周知のように,長年にわたり新潟大学時代から現在のこばり病院まで膝関節疾患の研究,治療に従事された碩学である.これまで汗牛充棟の業績を積み重ねられ,その集大成ともいえる内容豊富な著書である.
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