国際学会印象記
第17回北米脊椎外科学会
千葉 一裕
1
1慶應義塾大学整形外科
pp.802-803
発行日 2003年6月1日
Published Date 2003/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100736
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2002年10月29日から11月2日の5日間にわたって,Stanley Herring会長のもとカナダケベック州モントリオール市で開催された第17回北米脊椎外科学会(North American Spine Society:NASS)に出席しましたので,その概要と現在の北米での脊椎関連領域のトレンドにつき報告させていただきます.
ここ2~3年,本学会への演題申し込みは急増しており,今回も780題もの応募があり,そのうち採用されたのは口演が108題,ポスター73題の計181題のみで,採用率は何と23%でした.本邦からは徳橋(日大),松永(鹿児島大),長谷川(新潟大),武政(高知医大)が口演で,加藤,波呂(東京医科歯科大),村上(広島大),横山(弘前大),小谷(北大),斉藤(東大)がポスター演題で発表をされておりました(敬称略).この厳しい採用率の中での採用は大変価値があるものと思います.その他にも留学中の先生の発表がいくつかあり,本邦からのNASSへの学問的貢献は少なくないものと実感いたしました.
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