Japanese
English
症例報告
傍骨性脂肪腫により発症した後骨間神経麻痺の1例
Posterior Interosseous Nerve Palsy Caused Parosteal Lipoma : A Case Report
杉田 秀幸
1
,
栗原 友介
1
,
元島 清香
1
,
長岡 正宏
1
,
岩橋 正樹
1
,
立川 裕一郎
1
,
中島 伸也
1
,
松崎 浩巳
1
,
大幸 俊三
2
,
龍 順之助
3
Hideyuki Sugita
1
1駿河台日本大学病院整形外科
2日本大学医学部付属練馬光が丘病院整形外科
3日本大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Surugadai Hospital, Nihon University School of Medicine
キーワード:
parosteal lipoma
,
傍骨性脂肪腫
,
posterior interosseous nerve palsy
,
後骨間神経麻痺
,
Frohse arcade
,
フローセアーケード
Keyword:
parosteal lipoma
,
傍骨性脂肪腫
,
posterior interosseous nerve palsy
,
後骨間神経麻痺
,
Frohse arcade
,
フローセアーケード
pp.229-232
発行日 2003年2月1日
Published Date 2003/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100648
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:脂肪腫により神経麻痺が発生することは稀であり,さらに,後骨間神経麻痺が発生することは極めて少ない.前腕のFrohse arcade部分から発生した脂肪腫が後骨間神経麻痺を生ずることは報告されているが,通常,この疾患は診断に至るまでに時間がかかり,腫瘤は大きくなると手術が困難となる.原因不明の後骨間神経麻痺が発生した場合,本症を考慮し超音波,CT像やMR像などの検査を行い,腫瘤があれば慎重に切除すべき疾患である.
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.