講座
専門医トレーニング講座―画像篇・63
中村 雅也
1
1慶應義塾大学医学部整形外科
pp.173-175
発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100370
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症例:68歳,女性.
主訴:右中指から小指のしびれ,歩行障害.
現病歴:2年前から特に誘因なく右中指から小指のしびれが出現したため,近医で投薬と理学療法を受けていたが改善がみられず,半年前から歩行障害が出現したために当科を受診した.
初診時現症:歩行は不安定で右足を引きずり,階段では手すりが必要であった.右上下肢の反射は亢進し,Hoffman反射陽性であった.右上腕三頭筋以下の筋力は低下し,右上肢尺側以下の知覚障害,右手指巧緻運動障害,頻尿を認めた.
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